理事挨拶
日頃よりJNX活動へのご理解とご支援をいただきまして、心より感謝申し上げます。
一般財団法人日本自動車研究所(JARI)では、自動車産業界での電子商取引の共通基盤となるネットワーク環境を提供するJNX事業を2000年10月から実施しています。
運営組織であるJNXセンターは、「社会と協力して未来を創造する研究所」というJARIの役割を果たすため、最新のデジタル技術を活用しながら、高度なセキュリティ、信頼性の確保、ユーザーエクスペリエンスの向上に努めており、2300社を超えるお客様に対して安定的にサービスを提供しております。
現在、自動車分野は大きな変革期を迎えており、デジタル化、電動化、脱炭素化、サプライチェーンリスク等に対応していくことが必要になってきております。
私共JNXセンターは、これまで積み上げてきた安全・安定的な事業運営やデジタル技術の活用の実績を踏まえ、現場のお客様の声をしっかり活かしながら、高度なサービスの維持・開発と、それによる自動車産業界及び社会全体への一層の貢献を目指してまいります。
今後とも皆様方のご支援ご協力を賜りますようよろしくお願い申し上げます。
2024年6月
一般財団法人日本自動車研究所
JNX担当理事 𠮷川 徹志
JNXセンター概要
名称 | 一般財団法人日本自動車研究所 JNXセンター Japan Automobile Research Institute(JARI), JNX Center |
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所在地 | 〒105-0011 東京都港区芝公園1丁目8番12号 芝公園大門通プラザビル5階 |
TEL | 03-5733-7933 |
FAX | 03-5733-7930 |
事業内容 | JNXサービス(自動車業界共通ネットワーク)の運営 |
設立 | 2000年5月 |
届出番号 | 電気通信事業(総務省) A-12-03991 |
国際規格 | ISO/IEC27001 情報セキュリティマネジメントシステム |
認証基準 | JIS Q 27001:2023(ISO/IEC 27001:2022) |
認証登録番号 | MSA-IS-29 ![]() |
アクセス
都営三田線「御成門」駅 A2出口 徒歩5分
都営三田線「芝公園」駅 A3出口 徒歩5分
JR山手線「浜松町」駅 北口 徒歩8分
一般財団法人日本自動車研究所(JARI)について
一般財団法人日本自動車研究所(JARI:Japan Automobile Research Institute) は、1969年(昭和44年)4月、前身である財団法人自動車高速試験場を、自動車に関する総合的な研究を行う組織に改め、クルマ社会の健全な進展に貢献することを使命とした公益法人の試験研究機関として発足し、以来、日本の自動車の発展とともに歩んでいます。JNXセンターは、JARIでJNXサービスを運営する組織です。
沿革
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2000
- 5月
- 財団法人日本自動車研究所にJNXセンター設立
- 9月
- 株式会社トヨタデジタルクルーズ(現株式会社トヨタシステムズ)をCSP認定
日本情報通信株式会社をCSP認定
- 10月
- JNX自動車業界共通ネットワークサービス開始
- 12月
- テレコムサービス株式会社(現ソフトバンク株式会社)をCSP認定
-
2001
- 10月
- ダイアルアップ接続サービス開始 ※現在はサービス提供終了
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2003
- 1月
- ANXとの国際接続サービス開始 ※現在はサービス提供終了
- 6月
- JNXゲートウェイアクセスサービス開始 ※現在はサービス提供終了
-
2004
- 11月
- ブロードバンドサービス開始
-
2006
- 11月
- ISMS認証基準JIS Q 27001:2014(ISO/IEC 27001:2013)認証取得
-
2009
- 11月
- JNXライトアクセスサービス(JNX-LAサービス)開始
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2010
- 2月
- JNXメンバーズサイトのリニューアル
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2012
- 4月
- 財団法人日本自動車研究所 「一般財団法人」へ移行
- 6月
- トラフィック情報システムのリニューアル(JNXメンバーズサイトへ統合)
-
2013
- 2月
- JNXセンター事務所移転(東京都港区芝公園1丁目)
JNX共通EDIサービス開始 ※現在はサービス提供終了
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2019
- 10月
- JNXセキュリティゲートサービス開始 ※現在はサービス提供終了
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2023
- 9月
- JNXライトアクセスサービス(JNX-LAサービス)に個人認証機能を追加
-
2024
- 7月
- ISMS認証基準JIS Q 27001:2023(ISO/IEC 27001:2022)認証取得
設立経緯
JNXの構築
1998年度に、米国における自動車業界の企業間電子商取引を行うための情報通信ネットワークシステムであるANXを日本自動車工業会、日本自動車部品工業会にて調査を実施し、1999年度に日本での業界標準ネットワークとして米国ANXに準じた日本版ANX(JNX)を構築することとなりました。同年、「情報化を起爆剤とした産業構造改革」の一環として、通商産業省(当時)の主導で業界共通ネットワークの実地検証を行い、サービスの確認を実施した後、 JNX(Japanese automotive Network eXchange)を2000年10月より本番稼動することとなりました。
JNXセンターの設立
自動車業界の共通サービスであるJNXの運営者としては、利用者、サービス提供者から中立・公平・等距離にある組織が望ましいということで、経済産業省自動車課などの意向も踏まえ、自動車工業会、自動車部品工業会からの要請に基づき、公益法人である日本自動車研究所(JARI)にJNXの運営組織としてJNXセンターを2000年5月に設立しました。
活動目的
JNXセンターは、自動車産業界のIT化、及びそれによる効率化に寄与するために、JNXサービスを維持・普及させる活動を行っています。
公正中立なサービスの提供
一般財団法人日本自動車研究所にJNXセンターを設置することにより、公正中立な立場でJNXサービスの管理・監督を行っています。
高品質のサービス提供
JNXセンターは、自動車産業界から求められるネットワーク品質に関わる仕様を満たすサービスプロバイダー(CSP)を認定し、サービス要件の定期的な検証を行っています。
過去5年間のJNX全体のサービス利用可能度
目標値 | 2019 | 2020 | 2021 | 2022 | 2023 | |
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JNX サービス | 99.745 | 99.996 | 99.980 | 99.975 | 99.983 | 99.943 |
情報提供と普及活動
JNXユーザ向けのポータルサイトにて、加入会社間の情報共有、回線パフォーマンス等の情報提供を行っています。また、JNXセンター主催によるJNXや自動車業界IT関連の情報提供の場として定期的なセミナー開催や、JNX Webサイトでの情報提供活動を行い、JNX普及活動を行っています。
運営体制
