JNX

Japanese automotive Network eXchange

EDIゲートウェイサービス(日本情報通信) JNX活用事例インタビューcase03

会社設立当初から自動車業界にEDIソリューションを提供してきた日本情報通信。JNXへのCSP参入と独自のEDIサービスとして、2006年よりJNX上にてEDIゲートウェイサービス(以下、EGW)を提供開始。サプライヤー向けに、効率的な企業間電子取引をサポートしている。

本社は、中央区にある聖路加タワー
築地や銀座にも近い

日本情報通信株式会社 エンタープライズ・コミュニケーション・ビジネス本部(略称:ECB本部) サービス企画部長
梶原 俊博氏に、EGWの特徴と今後の展開、JNXに期待することについて伺いました。

日本情報通信と自動車業界のEDIとの関わり

会社の概要や事業を教えてください

NTT50%、日本IBM50%の出資会社として、30年にもわたり自動車業界へのIT分野に貢献している。 ロゴ全体を貫く「+」の横棒はネットワークを意味している

NTTおよび日本IBMにより1985年に創立され、IBM技術を活かしたシステムインテグレーション事業や、NTTのネットワークやクラウドサービスを含むマネージドサービス[*1]の各分野で、ソリューションを提供してきました。

会社設立当初から、自動車業界に普及していたEDIサービス、IE/EXサービス[*2]を提供。 JNXへは、認定サービスプロバイダー[*3]として、2000年より参画。JNX上にてIE/EXサービスとともに、2006年から自社サービスとしてEGWを提供しています。

EGWとは

EGWは、どのような特徴がありますか

EGWは、JNX上のASPとして各自動車メーカーと接続しており、各自動車メーカーごとに異なる取引データ(EDIフォーマット)や仕様の違いを吸収し、ユーザー自社の共通フォーマットに変換が可能なEDIサービスです。

それらを実現するために、下記の主要機能を実装しています。
 ・EDIで一般的に使われているさまざまな通信プロトコル[*4]に対応
 ・各種業界メッセージ・フォーマットから共通フォーマットへの変換に対応
 ・Webブラウザからメッセージ送受信状況照会の管理機能を実装

国内外のVAN[*5]接続を積極的にサポートし、業界ごとのフォーマットの違いだけでなく、日本と海外のEDIフォーマットの違いにも対応しています。

EGWは、取引先とのデータ交換に関わる「ゲートウェイサーバ」、「VAN」あるいは「HUB」のような役割として利用出来る

EGW 利用状況

どのようなユーザに利用されているのか

2017年は、東京と大阪で「NI+C EDI ユーザーフォーラム 2017」を開催。 最新のEDI情報/IT情報、企業のビジネス変革、経営課題解決のヒントとなる話題やを届ける「場」も設けている

全体の利用ユーザは、現在受発注サイト数で約8千、契約企業数で約1千社のユーザさまに利用頂いています。JNXからの利用しているユーザは、約530ユーザとなります。そのほとんどが常時接続ユーザで、JNX-LAでの接続は、20ユーザの利用があります。

IE/EXからの移行とJNX上での展開により、全ユーザの業界分布では、自動車業界が約60%、流通業界が約30%となっています。

JNX&EGWの効果

JNX上でEGWを利用することは、どのような効果がありますか?

サプライヤー(仕入先あるいは受注側)は、得意先の個別EDI方式への対応により、回線、通信プロトコル、トランスレータ、インターフェース等の機能が分散することなど、基幹システムへの取込まで、仕組み自体が複雑化してしまい、日々の業務で担当者は、相当の工数が取られてしまいます。

EGWを採用することで、EDI機能・業務システムインターフェース集約がJNXにて可能になります。

サービスを利用する効果としては
 ・通信プロトコル、トランスレータ、転送などの機能はEGWで吸収
 ・自社側はスタンダードな回線、通信プロトコル、インターフェースが可能
 ・顧客の環境変化時の対応がスムーズ
が挙げられ、各機能を出来るだけ集約化することで、担当者の負担が軽減出来ます。

自動車メーカーから大量の受注量のあるサプライヤーにとってEGWを採用することは、得意先のシステム変更や新規取引での基幹システムへの影響を最小限に出来るメリットがある

今後の取組

EGWが今後目指していくことは?

今後は、社会環境の変化に合わせた対応を行っていくとともに、ユーザの皆様が利用して良かったと言って頂けるサービス拡充を目指す取り組みをしていきたいと考えてます。

◆固定電話IP網移行・INSネットディジタル通信モードの終了対策
 ⇒新しい接続方式へのサービス化
◆金融EDIへの取組
 ⇒現サービスに「ZEDI」API仕様追加を検討中
◆海外/他業界VAN等への展開
 ⇒EGWのVAN/HUB機能の拡大化

JNXのクローズドネットワークへのASPとして、さらにEGWのメリットが出るような展開を目指している。

JNXにより安心してデータ交換が可能に

ASP事業者から見て、JNXを利用する良さと期待することは

利用者の受発注システム等のアプリケーションは、JNX上にあればインターネット上の脅威から守ることが出来る、軽減出来るので、非常に安心してユーザは利用ができることがJNXの良さではないでしょうか。

EGWもその利用者の一つでもあり、その中でEDIサービスを提供できていることは、EGWのJNXユーザには大きなメリットかなと思っています。

EGWで活発にデータが流れ、EGWがJNX上でデータ流通が盛んになることへ貢献でき、今後も引き続き継続して、JNXサービスが提供されることを期待します。

NI+Cのビジョン「おもひをITでカタチに」。 将来的は、数多くのICT基盤をNI+Cブルーに染めていきたい

取材後記
会社の誕生とともに、EDIサービスと共に成長してきた日本情報通信。EDIは、現在も企業間の直接接続が主流であることも多い。日本情報通信は、それらのサポートや、EDIサービスのASP事業で企業の期待に応えている。
電子データ交換(EDI:Electronic Data Interchange)の発展に今後も貢献し、さらにJNX上のASPとして活躍してもらいらい。

*1 本来のサービスに付随して発生する業務をまとめて請け負うアウトソーシングサービス
*2 EDI外部商用サービス
*3 JNXで認定を受けたネットワークサービスプロバイダ(Certified Service Provider)
*4 コンピューター間で、データをやりとりするために定められた手順・規約。ウェブではHTTP、ファイル転送ではFTPだが、末尾の「P」はProtocol(プロトコル)の略
*5 Value Added Networkの略。付加価値通信網

「これからも最適なEDIソリュージョンを、JNXに提供していきます。」
日本情報通信株式会社
エンタープライズ・コミュニケーション・ビジネス本部(略称:ECB本部)
サービス企画部長
梶原 俊博氏

取材日:2018年3月
文中に記載している情報は、取材時点の内容です。

日本情報通信株式会社

設立 1985年12月18日
資本金 40億円(2018年3月31日)
代表者 代表取締役社長 廣瀬 雄二郎
売上高 390億円
従業員数 1017名
主要製品 ・システムインテグレーションサービス
・ハードウェア機器、ソフトウェア製品の販売 等
URL https://www.niandc.co.jp/